呪術廻戦3期「死滅回游 前編」アニメ紹介|渋谷の代償から始まる新章の見どころ

呪術廻戦3期
引用元:公式X

TVアニメ『呪術廻戦3期』は、2期「渋谷事変」で崩壊した世界を引き受けるところから始まります。ヒーローが活躍して事態が収束する展開ではなく、壊れてしまった現実の中で「それでも進むしかない」状況が続くのが3期です。舞台となるのは“死滅回游”という、参加を拒めない呪術のゲーム。
この記事では、呪術廻戦3期「死滅回游 前編」を楽しみにしている人向けに、物語の軸・恐ろしさの正体・キャラクターたちの立ち位置を整理しながら、見どころを丁寧に解説していきます。

呪術廻戦3期は“強敵”ではなく「状況そのもの」が敵になる

呪術廻戦3期の恐さは「誰が強いか」ではありません。戦わざるを得ない状況が、理不尽なルールとして用意されていることです。
死滅回游は、強制参加型の呪術ゲームであり、参加者(泳者)はポイントを獲得しなければ生き残れません。つまり、「戦いたくない」「関わりたくない」という選択肢が、最初から奪われています。

渋谷事変までは、“目の前の敵を倒す”という分かりやすい目標がありました。しかし3期では、正解の行動が見えないまま選択を迫られる場面が増えていきます。誰かを倒すことで救われる命もあれば、倒すことで失われる未来もある。どちらを選んでも後悔が残る選択の連続が、この章の最大のストレスであり、同時に最大の魅力です。

虎杖が背負った罪悪感も、時間が解決してくれるものではありません。むしろ死滅回游という仕組みの中で、その感情が何度も突き刺さってきます。3期は、バトルアニメとしての爽快感よりも、「判断の重さ」が前面に出る章だと言えます。

「死滅回游 前編」は“ゲーム開始”ではなく“世界の再定義”

「前編」と聞くと、物語が途中で止まる印象を持つ人も多いと思いますが、実際には死滅回游という仕組みと世界の変化を理解するための章として、非常に重要なパートです。

前編で描かれるのは、単なる開幕戦ではありません。「なぜこのゲームが始まったのか」「参加しなければならない理由は何か」「この世界は、もう元に戻らないのか」こうした問いに、キャラクターたち自身が向き合い、言葉にしていく過程が描かれます。特に重要なのは、「誰を救うか」よりも先に、「何を条件に救いを目指すのか」を定める点です。

物語が進むにつれて、コロニーごとに状況が分断され、同時並行で複数のドラマが動き出します。ここで一気に情報量が増えますが、前編は“混乱させるため”ではなく、この後の激動を理解するための土台作りとして機能しています。

キャラクターは“活躍”ではなく「選択の仕方」で見ると面白い

呪術廻戦3期では、キャラクターの強さや見せ場よりも、「どんな判断を下す人間なのか」が強く印象に残ります。

虎杖悠仁:渋谷で起きた出来事を背負ったまま、それでも誰かを救おうとする役割を担います。彼の選択は常に危うく、正しさと無謀さの境界線上にあります。
伏黒恵:合理的に見えて、実は感情を切り捨てきれない人物。守るものが多いからこそ、判断が遅れる危険も抱えています。
乙骨憂太:“切り札”であると同時に、状況を終わらせる覚悟を持てる存在として描かれます。彼がどこで動くかは、物語全体の流れを左右します。

また、死滅回游で登場する新キャラクターたちは、単なる敵役ではありません。彼らもまた、それぞれの論理と正義を持ってこのゲームに参加しており、簡単に善悪で分けられない存在です。そのため、戦闘シーン一つひとつが「価値観の衝突」として成立しています。

放送はいつから?どこで見られる?視聴方法を整理

アニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」は、2026年1月8日(木)から放送が開始されています。毎週木曜深夜0時26分より、MBS/TBS系28局ネットの「スーパーアニメイズムTURBO」枠で全国同時放送されており、初回は1時間スペシャルとして第1話と第2話が一挙に放送されました。

配信についても複数の動画サービスで展開されており、地上波放送とほぼ同じタイミングで視聴できます。死滅回游は情報量が多く、展開も複雑なため、自分のペースで見返せる視聴環境を確保しておくと、理解度がかなり上がります。

主題歌は“盛り上げ役”ではなく、感情を整理する装置

呪術廻戦3期の主題歌は、単にテンションを上げるための楽曲ではありません。死滅回游という章が持つ不安定さと切迫感を、感情面から補強する役割を担っています。

オープニングテーマは、King Gnuによる「AIZO」。疾走感がありながら、どこか不穏さを感じさせる構成で、「戦いが始まった」というよりも「引き返せない局面に踏み込んだ」感覚を強く印象づけます。映像と合わせて見ることで、ゲームに参加させられた緊張感が一気に高まります。

エンディングテーマのjo0ji「よあけのうた」は、戦いの後に残る感情を静かに受け止める曲です。勝敗や結果ではなく、「それでも朝は来てしまう」という余韻が、視聴後に重く残ります。3期では、1話ごとの終わりが精神的にかなり疲れる展開も多く、このEDがあることで感情を整理する時間が生まれます。

まとめ

『呪術廻戦』3期「死滅回游 前編」は、渋谷事変という大きな事件の“続き”ではありますが、物語の性質は明確に変化しています。敵を倒せば終わる時代は終わり、ルールに縛られた世界で、何を選び、何を切り捨てるのかが問われる章です。

死滅回游は残酷なゲームでありながら、同時に登場人物たちの価値観をあぶり出す装置でもあります。誰かを救うために誰かを犠牲にする選択、正しさを貫くために感情を押し殺す判断。その一つひとつが、視聴者にも重く突きつけられます。

前編は、物語が大きく動き出す“準備段階”でありながら、決して静かな章ではありません。むしろ、ここで積み上げられる葛藤や選択こそが、後の展開を何倍にも面白くします。ぜひ、キャラクターたちの強さだけでなく、「どんな判断をしたのか」に注目しながら、3期の世界に入り込んでみてください。

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