
『アニコナ展』は、TVアニメ名探偵コナン放送30周年を記念した企画展。名場面の展示だけでなく、アニメができるまでの制作過程(絵→色→動き→声)を“体験として辿れる”のが最大の特徴です。
原画や設定資料を見る展示にとどまらず、絵・色・音・演出がどのように積み重なって1話が完成するのかを順路で追える構成になっています。この記事では、展示内容の深い楽しみ方から、チケット選び、物販、巡回情報まで、初めて行く人でも迷わないようにまとめます。
アニコナ展の軸は「キャラ展示」より“アニメ制作の流れ”
アニコナ展の主役は、キャラクターだけではありません。展示の中心にあるのは、アニメが完成するまでの工程そのものです。
会場では、TVアニメ『名探偵コナン』が1話完成するまでの流れを追うように、展示が順路に沿って構成されています。
具体的には、「原画(レイアウト・作画)」「色指定・仕上げ」「撮影工程」「音響・アフレコ」といった制作の流れが、段階ごとに整理されており、「このカットはこうやって作られていたのか」という気づきが自然と生まれる作りです。
また、30年という長い歴史の中で、作画スタイルや演出、色使いがどう変化してきたのかを比較できる点も大きな見どころです。初期の作画と近年の作画を見比べることで、「昔と今で雰囲気が違う」と感じていた理由がはっきりします。
名場面展示は“知ったあとに見る”から楽しい
制作工程を見たあとの後半エリアでは、TVアニメ30年分の中から選ばれた名場面・印象的なシーンが展示されます。
この順番がポイントで、先に制作の流れを知っているからこそ、「このシーン、こんな作り方だったんだ」と、いつもとは違う視点で楽しめます。
キャラクターごとの名シーンや、記憶に残っているエピソードが並ぶため、ここは純粋にテンションが上がるゾーン。
制作資料パートで少し頭を使ったあとに、感情的に楽しめるエリアが来る構成なので、展示全体のバランスも取りやすくなっています。
さらに、会場ではスペシャルムービーや映像展示も予定されており、展示を一通り見終えたあとに30年分の歩みをまとめて振り返れる流れです。
東京会場の基本情報と、所要時間のリアル
東京会場は「東京ドームシティ プリズムホール」。
会期は2026年2月20日(金)~3月29日(日)、開場時間は10:00~19:00(最終入場18:30)です。
公式の目安では観覧時間は約90分とされていますが、展示をしっかり読む人なら2時間前後は見ておいたほうが安心です。
特に制作工程の展示は情報量が多いため、序盤でじっくり見すぎて疲れないよう、ペース配分を意識するのがおすすめです。
また、2月20日・21日・22日の3日間は日時指定制となっているため、初日に近いタイミングで行きたい人はチケット購入時に注意が必要です。
チケットは「どう楽しみたいか」で選ぶのが正解
アニコナ展のチケットは複数種類が用意されています。
通常の入場券に加えて、特典付きチケット、音声ガイド付きチケット、そしてその両方が付いたセットもあります。
音声ガイドは、制作工程の説明や展示の補足を聞きながら回れるため、「展示を理解しながら楽しみたい人」に向いています。
一方で、30周年記念の特典グッズを確実に手元に残したい人は特典付きチケットを選ぶのがおすすめです。
どれが正解というより、
●展示を深く知りたい → 音声ガイド
●記念に形を残したい → 特典付き
と、自分の目的に合わせて選ぶのが失敗しにくいポイントです。
グッズは70点以上予定、物販もイベントの一部
アニコナ展は、展示を見て終わりではありません。物販まで含めて体験が完成するタイプのイベントです。
公式サイトでは、オリジナルグッズが70アイテム以上登場予定と案内されており、30周年という節目らしく、記念性の高いラインナップになることが予想されます。
注意したいのは、物販の利用に入場チケットが必要になる可能性が高いという点。
「グッズだけ見たい」は難しい場合があるため、最初から“展示+物販”込みで予定を組んでおくと安心です。
展示→余韻→物販、という流れで回ると、気持ちよくイベントを締められます。
巡回開催あり!「東京に行けない人」もちゃんと楽しめる
アニコナ展は、東京会場だけで終わるイベントではありません。
公式サイトでは、全国巡回の開催予定がすでに案内されており、鳥取、札幌、大阪など複数都市での開催が予定されています。
巡回会場の場合、会場の広さによって展示配置が多少変わる可能性はありますが、展示の核となる内容は共通なので、体験の質が大きく落ちる心配はありません。
また、巡回後半になるほど混雑が落ち着くケースも多く、「じっくり展示を見たい派」にはむしろ狙い目になることも。
自分の住んでいる地域やスケジュールに合わせて、無理なく行ける会場を選べるのが、今回のアニコナ展の強みです。
まとめ
アニコナ展は、放送30周年という節目を祝うだけの展示ではありません。
アニメ制作の工程を順路で体験し、その流れを知ったうえで名場面を見ることで、「いつものコナン」が少し違って見えるようになる構成になっています。
展示、映像、グッズ、巡回開催と、イベント全体がよく整理されているため、自分の楽しみ方を選びやすいのも魅力です。
チケットの種類や会場選びで体験の印象が変わるイベントなので、「自分は何を一番楽しみたいか」を決めてから行くのがおすすめ。30年分の歴史を、重たくなりすぎず、でもしっかり味わえる。そんな“ちょうどいい記念展”がアニコナ展です。