風、薫る|NHK連続テレビ小説【2026年前期】見どころまとめ

風、薫る
引用元:公式X

2026年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)は、『風、薫る(かぜ、かおる)』に決定しました。文明開化の激動の時代を舞台に、看護の世界に飛び込み人生を切り拓いていくヒロインの姿を描く本作は、朝ドラ第114作目として多くの期待が寄せられています。本記事では、作品の概要と主人公を務める見上愛さんについて詳しく紹介します。

『風、薫る』とはどんな作品?

『風、薫る』は、明治時代を舞台にしたNHKの朝ドラ第114作です。文明開化が進み、社会や人々の価値観が大きく変わっていく時代。そんな中で、当時まだ職業としての基盤が確立していなかった看護の世界に飛び込んだ女性たちの奮闘と成長を描いた物語として企画されました。

原案は田中ひかる氏の『明治のナイチンゲール 大関和物語』で、脚本を吉澤智子氏が担当。史実をモチーフにしながらも、フィクションとしての味わい深いドラマが展開される予定です。

本作の特徴的なポイントのひとつが、ダブルヒロインという構成です。朝ドラでは比較的珍しい形式で、同作では2人の主人公が互いに支え合いながら物語を進めていきます。

『風、薫る』という作品タイトルは、変化の風が人々の心を“薫らせ”、新しい時代を切り拓こうとする主人公たちの姿を連想させます。これはまさに、時代の風に背中を押されながらも自らの道を切り開こうとするヒロインたちの象徴とも言えるでしょう。

主人公・一ノ瀬りんを演じる見上愛さん

『風、薫る』で主人公の一人を演じるのが、女優の見上愛(みかみあい)さんです。彼女は本作で朝ドラ初出演・初主演を務めることが発表され、大きな話題を集めています。

見上愛さんが演じる役名は 一ノ瀬りん。那須地域の旧藩士の家に生まれたりんは、家族や地域の価値観に縛られながらも、自らの意思で看護の世界を選び、周囲の偏見や困難に立ち向かっていく女性です。モデルとなった人物は実在の看護師・大関和(おおぜきちか)で、明治期に医療の現場を支えた先駆者のひとり。

制作発表記者会見では、見上さんは役への意気込みを語りながら、涙を見せる場面もありました。これは、長年夢見ていた主演という大役に対する感慨深さから来たものだと言われています。

見上愛さんはまだ若い注目株ですが、その表現力とドラマへの熱意は多くの関係者から評価され、NHK制作陣がヒロインに抜擢した理由のひとつともされています。朝ドラ初主演という異例とも言える大舞台で、彼女がどんな“一ノ瀬りん”を見せてくれるのか、期待が高まります。

看護の世界に飛び込む女性たちの挑戦

『風、薫る』の物語を深く味わううえで欠かせないのが、明治時代という時代背景と、当時の看護を取り巻く状況です。西洋医学が日本に本格的に入ってきたこの時代、医療の現場は大きな転換期を迎えていました。一方で、看護という仕事はまだ社会的に十分な評価を得ておらず、女性が専門職として働くこと自体に強い偏見が残っていた時代でもあります。

そんな中で描かれるのが、理想と現実の狭間で葛藤しながらも、人の命と向き合い続ける主人公たちの姿です。患者の命を預かる責任の重さ、医師や周囲との価値観の違い、そして「女性だから」という理由で突きつけられる壁。これら一つひとつが、主人公の成長とともに丁寧に描かれていくことが予想されます。

また、近代化の波に揺れる社会そのものも、この物語の重要な登場人物の一つと言えそうです。古い慣習と新しい考え方がせめぎ合う中で、主人公がどのような選択を重ねていくのか。その積み重ねが、タイトルにもある「風」の意味をより印象的なものにしてくれそうです。

2026年度前期の朝ドラ放送時期

『風、薫る』は2026年度前期のNHK連続テレビ小説として、3月30日(月)スタート予定です。朝の時間帯に15分ずつ放送され、視聴者の日常に寄り添うスタイルはこれまでの朝ドラならでは。

注目すべきは、やはりダブルヒロインの構成と、そこにどんな化学反応が生まれるかという点です。一ノ瀬りんを演じる見上愛さんと、もう一人の主人公を演じるキャストが織り成す関係性は、本作の大きな魅力になるはずです。

また、明治期という時代背景も手伝って、医療や社会制度の変化、男女の役割に対する向き合い方など、現代社会にも通じるテーマが散りばめられています。これらの要素がどのように描かれるのか、物語の進行とともに注目していきたいポイントです。

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『ばけばけ』の余韻を受け取りながら『風、薫る』を待つ

現在放送中の朝ドラ『ばけばけ』では、物語の世界観や登場人物の感情の積み重ねをじっくり描く演出が印象的です。毎朝の放送を通して、登場人物たちの日常や心の揺れに自然と寄り添っている、という方も多いのではないでしょうか。

そうした流れの先に控えているのが、2026年前期の『風、薫る』です。舞台は大きく変わり、時代は明治へ。ファンタジー性や独特の空気感が魅力の『ばけばけ』とはまた違った角度から、人の生き方や選択を描く作品になりそうです。だからこそ、今の作品を楽しみながら、その先に待つ新しい物語を想像する時間も、朝ドラの楽しみ方の一つと言えます。

『ばけばけ』で培われた感情の余韻を大切にしつつ、「次はどんな朝が始まるのだろう」と思いを巡らせながら、『風、薫る』の放送を待つ。そんな時間も含めて、作品への期待は少しずつ高まっていきそうです。

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まとめ

『風、薫る』は、文明開化の時代に看護という未知の世界に飛び込んだ女性たちの奮闘を描く、歴史と人間ドラマの交錯する作品です。主人公の一人、一ノ瀬りんを演じる見上愛さんは、朝ドラ初出演・初主演という大役に挑みます。彼女がどんな表現力で視聴者の心をつかむのか、放送開始がますます楽しみになってきます。

医療や社会制度が整っていなかった時代だからこそ、一つひとつの行動や言葉が重く、視聴者の心にも強く残るはずです。日常の中で何気なく見ている15分が、いつの間にかその時代の空気や価値観を感じさせてくれるのが朝ドラの魅力でもあります。

今放送中の『ばけばけ』を楽しみながら、その先に待つ『風、薫る』の世界に思いを馳せる時間も、きっと放送開始をより待ち遠しいものにしてくれるでしょう。